マイナンバーカード向けICカードリーダーは、カード内の電子証明書(JPKI)を読み取り、e-Taxや各種行政手続き、オンライン本人確認に使われます。パソコンでの申請や業務利用では、ICカードリーダーがあることでスムーズな処理が可能。本記事では、選び方や費用相場、導入メリット・デメリットを解説します。
マイナンバーカード対応のICカードリーダーを選ぶ際は、公的個人認証サービス(JPKI)に対応している製品であるかを確認することが重要。対応していない製品や利用するパソコンのOSとの互換性、接続方式(USB、有線LAN、無線LAN/Bluetoothなど)によっては、正しく読み取れない可能性や処理できない可能性があります。
マイナンバーという重要な情報を取り扱うため、信頼できるメーカーや機種を選ぶことがおすすめです。
ICカードリーダーの費用は、個人利用向けと業務利用向けで大きく幅があります。個人向けのICカードリーダーでは、2,000円~4,000円程度(※)で入手できるものが多く、確定申告やマイナポータルの利用に十分対応可能。
企業や自治体などで複数人が頻繁に利用するケースでは、用途に合わせた機能や読み取り速度、耐久性に優れたICカードリーダーが求められることも多く、価格帯も数千円から数万円クラスになるものもあります。
マイナンバーカード向けICカードリーダーを導入するメリットは、オンラインでの行政手続きが可能となり、窓口での対応の手間を省ける点です。確定申告の電子申告や、マイナポータルを通じた行政サービスの利用などがスムーズになるでしょう。電子署名機能を活用することで、安全性の高い取引も可能です。
デメリットとしては、機器の購入費用がかかることや、設定の手間、セキュリティリスクが挙げられます。利用頻度が低い場合は、購入費用に見合わず割高に感じられることもあります。
マイナンバーカード対応のICカードリーダーは、e-Taxやマイナポータルなどの行政手続きを職場から安全に行うために欠かせない機器です。選ぶ際は、公的個人認証サービス(JPKI)対応の有無や接続方式、使用環境との互換性を確認することが重要。個人利用なら数千円台から導入可能で、業務用途では耐久性や処理速度もポイントです。
当サイトでは、他にもマイナンバーカード向けICカードリーダーの情報を掲載しているので、導入を検討している方は、ぜひ確認してみてください。

非接触型のICカードリーダーといっても、利用環境や運用方法によって使いやすい製品は変わってきます。そのため、ここではよくある企業の導入ニーズに合わせておすすめのICカードリーダー3製品を解説します。
| 連携可能な システム |
クラウド勤怠システム※1や独自開発の勤怠管理システム |
|---|---|
| ICカードの 種類 |
FeliCa/MIFARE/Type-Bカード |
| その他読み取り | QRコード/顔認証 |
| 通信 | 無線LAN/有線LAN(PoE対応)/Bluetooth |
| 設置方法 | モバイル/卓上/壁掛け |
| 連携可能な システム |
アマノが提供する勤怠管理システム |
|---|---|
| ICカードの 種類 |
FeliCa/MIFARE/Type-Bカード |
| その他読み取り | 公式サイトに記載はありませんでした。 |
| 通信 | 無線LAN/有線LAN(PoE対応)/モバイル通信(4G LTE通信)※2 |
| 設置方法 | 卓上/壁掛け |
| 連携可能な システム |
公式サイトに記載はありませんでした。 |
|---|---|
| ICカードの 種類 |
FeliCa/MIFARE/Type-Bカード |
| その他読み取り | 公式サイトに記載はありませんでした。 |
| 通信 | Windows, macOSのPCへ接続 |
| 設置方法 | 卓上 |
※1 一部連携していないクラウド勤怠システムについては、カスタマイズにて対応。
※2 それぞれの機能を共存させることはできません。通信方法により機種が異なります。
※3 参照元:キングオブタイム公式HP(https://www.kingoftime.jp/record/)(税込表示)