業務用のICカードリーダーメーカー専門メディア|タッチリードNavi » 出席管理向けのICカードリーダー » 出席管理向けICカードリーダーの導入事例 » セミナーの出席管理向けICカードリーダー導入事例

セミナーの出席管理向けICカードリーダー導入事例

目次

大規模セミナーや研修では、受付での混雑や出欠確認の手間が課題となりがちです。ICカードリーダーを導入すれば、参加者は社員証や交通系ICカードをかざすだけで瞬時に出席が記録され、運営側の負担を大幅に軽減可能。本ページでは、実際の導入事例をもとに、セミナーでの効果や運用の工夫を紹介します。

セミナーのICカードリーダー
導入事例

5,000名を超える登録者を管理する
迅速な出席管理

事例画像
引用元:パーソナルメディア公式HP(https://www.personal-media.co.jp/etr/showcase/showcase_case01.html)

アズビルでは、全社員を対象とした年間200コマ、延べ5,000人規模のコンプライアンス研修において、受付や出席管理の効率化を目的にeタッチレコーダーを導入。従来は紙やExcelマクロを用いた管理を行っていましたが、動作の不安定さや処理速度の遅さが課題となっていました。

導入したeタッチレコーダーは、パソコン起動後すぐに利用できる操作性と高速なICカード認証により、受付の混雑を解消し、集計業務の効率化にも大きく貢献。安定稼働により運営側の不安も解消され、出席データは迅速にWebシステムへ反映される仕組みが確立しました。

今後はExcelファイルの直接対応やWi-Fi経由でのデータ出力など、さらなる利便性向上が期待されています。

職員カードを利用して
講習会の出席管理を強化

事例画像
引用元:システムギア公式HP(https://www.systemgear.com/casestudy/medical/kumamoto-saiseikai.html)

社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院では講習会の出欠管理システムを導入。様々な委員会やプロジェクト、講習会の受付、受講者数の確認、名簿データの管理が、納品翌日から混乱も起きずにすぐに運用開始できました

600名規模の講習会でも問題なく利用でき、出席者のデータ活用も進み、他部署からの貸出し依頼が来るほどの結果を得ることができました。

セミナーの出席管理にICカードリーダーを導入するメリット

研修やセミナー運営では、受付時に参加者の名前を確認してリストにチェックする方法が一般的ですが、この手法では受付での行列や混雑が発生しやすく、記録の漏れや誤記入といったミスも起こりがちです。

ICカードリーダーを導入することで、参加者は社員証や交通系ICカードをかざすだけで瞬時に出席確認が完了し、スムーズな受付を実現できます

これにより受付業務の負担が軽減され、正確な出席記録が自動的に蓄積されるため集計作業も不要。なりすましなどの不正参加を防止する仕組みとしても有効で、セミナーの信頼性向上にもつながります。

セミナー向けICカードリーダーを選ぶポイント

セミナーでICカードリーダーを導入する際は、どの種類のカードに対応しているかを確認することが重要。社員証や交通系ICカードなど、参加者が普段から利用しているカードに対応していれば、専用カードを配布する必要がなく運営コストを抑えられます。

設置方法については、受付に固定して使用する卓上型や、会場の規模に応じて持ち運びできるモバイル型など、運営スタイルに合ったタイプを選ぶと効果的

取得した出席データをセミナー参加者の管理システムと連携できるかどうかも注目すべきポイントです。出席データをセミナー後に活用する際に手間がかからないように、導入前から用途を明確にすることがおすすめ。導入費用やランニングコストを確認したうえで、必要な機能を備えた機種を選ぶことが成功の鍵となります。

セミナーでのICカードリーダー導入後の浸透のコツ

ICカードリーダーをセミナー運営に定着させるためには、導入後の運用方法にも工夫が必要です。参加者に事前に「受付ではICカードを利用する」旨を案内し、普段使用している社員証や交通系ICカードをそのまま利用できるようにすることで、参加者の負担を軽減できます

受付ルールを明確にし、案内スタッフがわかりやすく説明できる体制を整えることも大切です。カードリーダー導入直後の研修やセミナーでは、利用者に慣れてもらえるようスタッフがサポートし、スムーズに浸透したケースもあります。

このように段階的な運用と周知徹底を行うことで、ICカードリーダーは自然にセミナー運営に根付いていきます。

まとめ

大規模セミナーや研修では、ICカードリーダーの導入により受付の混雑を解消し、正確な出席管理を自動化できます。アズビルでは5,000名規模の研修で受付作業を大幅に短縮、済生会熊本病院では講習会運営の効率化とデータ活用を実現しました。これらの事例から、カードの対応範囲や運用設計が成功の鍵であることが分かります。

当サイトでは、導入事例以外にも出席管理向けICカードリーダーの情報を掲載しているので、導入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

IC card reader
【導入ニーズ別】
勤怠管理向け
ICカードリーダー3選

非接触型のICカードリーダーといっても、利用環境や運用方法によって使いやすい製品は変わってきます。そのため、ここではよくある企業の導入ニーズに合わせておすすめのICカードリーダー3製品を解説します。

多拠点への導入を
手間なく行いたい
このようなケースにおすすめ
  • ICカードの登録・管理は各拠点に任せたい
  • 管理本部や支店ごとの異なる環境に合わせた設置が必要
独立型
Pit-23
引用元:シーエスイー公式HP
(https://www.cseinfo.co.jp/solution/pit23/)
Pit-23
引用元:シーエスイー公式HP
(https://www.cseinfo.co.jp/solution/pit23/)
Pit-23
引用元:シーエスイー公式HP
(https://www.cseinfo.co.jp/solution/pit23/)
PiT-23
(株式会社シーエスイー)
  • 一般的にはPC連動型ICカードリーダーで行うマスター登録が、端末単体で完結するので管理本部で登録の手間がかからない
  • 設置手段や通信方法が多彩なので、管理本部・支店・現場など環境が異なる拠点を持つ企業でも、配線や設置に頭を悩ませずに導入できる
主な仕様内容
連携可能な
システム
クラウド勤怠システム※1や独自開発の勤怠管理システム
ICカードの
種類
FeliCa/MIFARE/Type-Bカード
その他読み取り QRコード/顔認証
通信 無線LAN/有線LAN(PoE対応)/Bluetooth
設置方法 モバイル/卓上/壁掛け
電源・通信インフラが
未整備の場所で使いたい
このようなケースにおすすめ
  • 臨時事務所で電源コンセントが近くにない
  • ネット環境のない建築現場でPCが使えない
独立型
SX-200シリーズ
引用元:アマノ公式HP
(https://www.amano.co.jp/tis/line-up/ic_card_authentication/)
SX-200シリーズ
引用元:アマノ公式HP
(https://www.amano.co.jp/tis/line-up/ic_card_authentication/)
SX-200シリーズ
引用元:アマノ公式HP
(https://www.amano.co.jp/tis/line-up/ic_card_authentication/)
SX-200シリーズ
(アマノ株式会社)
  • モバイル通信(4G LTE通信)に対応。ネットワークがない拠点でも、microSDカードにデータを送り、集計作業が円滑になる
  • 端末を使って従業員によるシフト登録が可能。急な人員変更があっても、従業員各自で変更が完結するため、人事部での登録の手間が省ける
主な仕様内容
連携可能な
システム
アマノが提供する勤怠管理システム
ICカードの
種類
FeliCa/MIFARE/Type-Bカード
その他読み取り 公式サイトに記載はありませんでした。
通信 無線LAN/有線LAN(PoE対応)/モバイル通信(4G LTE通信)※2
設置方法 卓上/壁掛け
導入コストを抑えながら
最低限の整備を行いたい
このようなケースにおすすめ
  • 小規模オフィスのため、シンプルな機能で初期投資を抑えたい
  • 人事・総務を1人で回しており、人的コストがかけられない
PC連動型
PaSoRi
引用元:ソニー公式HP
(https://felica-biz.sony.co.jp/ja/sdk/myna)
PaSoRi
引用元:ソニー公式HP
(https://www.sony.co.jp/Products/felica/denshishakensho/)
PaSoRi
(株式会社ソニー)
  • 1台4,400円※3と、独立型の非接触型ICカードリーダーと比べて低コストでの導入が可能
  • USBでPC(Windows・macOS)に繋げるだけでセットアップ完了。連携設定もPC画面のウィザードに沿うだけで簡単に導入できる
主な仕様内容
連携可能な
システム
公式サイトに記載はありませんでした。
ICカードの
種類
FeliCa/MIFARE/Type-Bカード
その他読み取り 公式サイトに記載はありませんでした。
通信 Windows, macOSのPCへ接続
設置方法 卓上

※1 一部連携していないクラウド勤怠システムについては、カスタマイズにて対応。
※2 それぞれの機能を共存させることはできません。通信方法により機種が異なります。
※3 参照元:キングオブタイム公式HP(https://www.kingoftime.jp/record/)(税込表示)

勤怠管理向け
非接触型
ICカードリーダー3選