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出席管理向けICカードリーダーの費用相場

目次

出席管理にICカードリーダーを導入する際は、本体端末の価格だけでなく、クラウド利用料やシステム運用に伴うコストにも注意が必要です。ここでは、導入規模や利用スタイルごとの費用相場を整理し、コストを抑える工夫や補助制度の活用方法についても解説します。

出席管理における
ICカードリーダー導入コストの基礎

出席管理を目的としてICカードリーダーを導入する場合、本体価格だけでなく利用するアプリやシステムの費用がかかることがあります。複数の用途で利用する場合は、設置やシステム構築、ネットワーク環境整備にかかる工事費が発生するケースも。

クラウド型のシステムを利用する場合は月額課金に加え、サポートや保守にかかるランニングコストが発生するため、利用期間に合わせて費用を確認しましょう

導入にかかる費用の内訳

本体端末の価格帯

ICカードリーダー本体の価格は、設置環境や用途に応じて幅があります。大学の講義室やセミナー会場で多人数を対象とする場合、壁掛け型や据置型が一般的で、価格は5万円程度となるケースが多いです。

一方、小規模の研修や一時的なイベントで使う場合は、卓上型やモバイル型が選ばれ、数万円程度から導入可能。卓上型は比較的安価ですが、設置場所が限定されやすく、モバイル型は持ち運びに便利な反面やや価格が高めになる傾向があります。導入目的と利用頻度に応じて、どのタイプを選ぶかを検討することで無駄なコストを抑えられます。

出席管理システム/クラウド使用料

出席管理システムにはクラウド型と買切り型ソフトがあり、それぞれコスト構造が異なります。クラウド型は初期投資が抑えられる一方で、月額数万円程度の利用料が継続的に発生

リアルタイムでの出席確認や複数拠点での一元管理に強みがあり、頻繁に利用する教育機関や企業に有効。対して、研修やセミナーの開催頻度が低い場合には、買切り型ソフトをローカルで運用するほうが長期的には安価となることがあります。導入先の運営スタイルとコストのバランスを踏まえて選択することが重要です。

費用を抑える工夫と
導入時のポイント

既存ICカードの流用

新たにICカードを発行するのではなく、既存の学生証や社員証、交通系ICカードをそのまま利用できるかを確認することで、カード発行や配布の費用を削減できます。特に大人数が利用する大学や研修機関では、この差が大きなコスト削減につながります。

補助制度の活用

学校や企業研修機関向けには、ICT導入支援を目的とした補助金や助成金が用意されている場合があります。申請には条件や期限があるため、導入を検討する際は早めに制度の有無を確認し、活用することで初期コストを大きく抑えられる可能性があります。

無料トライアルや短期レンタルの活用

いきなり本格導入するのではなく、無料トライアルや短期レンタルを利用して実際の講義室や会場環境で試験的に運用する方法が有効です。これにより、利用者の使い勝手やシステムの適合性を事前に確認でき、導入後の不一致や無駄なコストを避けることができます。

まとめ

出席管理用のICカードリーダーは、卓上型なら数万円前後、壁掛け型や据置型では5万円程度が目安。クラウド型システムを併用する場合は、月額費用や保守コストも発生します。既存の学生証や交通系ICカードを活用すれば、カード発行費を削減可能です。

当サイトでは、費用相場以外にも出席管理向けICカードリーダーの情報を掲載しているので、導入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

IC card reader
【導入ニーズ別】
勤怠管理向け
ICカードリーダー3選

非接触型のICカードリーダーといっても、利用環境や運用方法によって使いやすい製品は変わってきます。そのため、ここではよくある企業の導入ニーズに合わせておすすめのICカードリーダー3製品を解説します。

多拠点への導入を
手間なく行いたい
このようなケースにおすすめ
  • ICカードの登録・管理は各拠点に任せたい
  • 管理本部や支店ごとの異なる環境に合わせた設置が必要
独立型
Pit-23
引用元:シーエスイー公式HP
(https://www.cseinfo.co.jp/solution/pit23/)
Pit-23
引用元:シーエスイー公式HP
(https://www.cseinfo.co.jp/solution/pit23/)
Pit-23
引用元:シーエスイー公式HP
(https://www.cseinfo.co.jp/solution/pit23/)
PiT-23
(株式会社シーエスイー)
  • 一般的にはPC連動型ICカードリーダーで行うマスター登録が、端末単体で完結するので管理本部で登録の手間がかからない
  • 設置手段や通信方法が多彩なので、管理本部・支店・現場など環境が異なる拠点を持つ企業でも、配線や設置に頭を悩ませずに導入できる
主な仕様内容
連携可能な
システム
クラウド勤怠システム※1や独自開発の勤怠管理システム
ICカードの
種類
FeliCa/MIFARE/Type-Bカード
その他読み取り QRコード/顔認証
通信 無線LAN/有線LAN(PoE対応)/Bluetooth
設置方法 モバイル/卓上/壁掛け
電源・通信インフラが
未整備の場所で使いたい
このようなケースにおすすめ
  • 臨時事務所で電源コンセントが近くにない
  • ネット環境のない建築現場でPCが使えない
独立型
SX-200シリーズ
引用元:アマノ公式HP
(https://www.amano.co.jp/tis/line-up/ic_card_authentication/)
SX-200シリーズ
引用元:アマノ公式HP
(https://www.amano.co.jp/tis/line-up/ic_card_authentication/)
SX-200シリーズ
引用元:アマノ公式HP
(https://www.amano.co.jp/tis/line-up/ic_card_authentication/)
SX-200シリーズ
(アマノ株式会社)
  • モバイル通信(4G LTE通信)に対応。ネットワークがない拠点でも、microSDカードにデータを送り、集計作業が円滑になる
  • 端末を使って従業員によるシフト登録が可能。急な人員変更があっても、従業員各自で変更が完結するため、人事部での登録の手間が省ける
主な仕様内容
連携可能な
システム
アマノが提供する勤怠管理システム
ICカードの
種類
FeliCa/MIFARE/Type-Bカード
その他読み取り 公式サイトに記載はありませんでした。
通信 無線LAN/有線LAN(PoE対応)/モバイル通信(4G LTE通信)※2
設置方法 卓上/壁掛け
導入コストを抑えながら
最低限の整備を行いたい
このようなケースにおすすめ
  • 小規模オフィスのため、シンプルな機能で初期投資を抑えたい
  • 人事・総務を1人で回しており、人的コストがかけられない
PC連動型
PaSoRi
引用元:ソニー公式HP
(https://felica-biz.sony.co.jp/ja/sdk/myna)
PaSoRi
引用元:ソニー公式HP
(https://www.sony.co.jp/Products/felica/denshishakensho/)
PaSoRi
(株式会社ソニー)
  • 1台4,400円※3と、独立型の非接触型ICカードリーダーと比べて低コストでの導入が可能
  • USBでPC(Windows・macOS)に繋げるだけでセットアップ完了。連携設定もPC画面のウィザードに沿うだけで簡単に導入できる
主な仕様内容
連携可能な
システム
公式サイトに記載はありませんでした。
ICカードの
種類
FeliCa/MIFARE/Type-Bカード
その他読み取り 公式サイトに記載はありませんでした。
通信 Windows, macOSのPCへ接続
設置方法 卓上

※1 一部連携していないクラウド勤怠システムについては、カスタマイズにて対応。
※2 それぞれの機能を共存させることはできません。通信方法により機種が異なります。
※3 参照元:キングオブタイム公式HP(https://www.kingoftime.jp/record/)(税込表示)

勤怠管理向け
非接触型
ICカードリーダー3選