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無料で使えるICカード勤怠管理システム

目次

従業員の出退勤を正確かつスムーズに記録できる「ICカード打刻」。システム化を進めるにあたり、「できればコストをかけずに無料で導入したい」と考えている企業担当者の方も多いのではないでしょうか。

勤怠管理システムには、期間の定めなくずっと無料で使える完全無料版や期間限定で多様な機能を試用できる無料トライアルの2つのパターンが存在します。

本記事では、無料で使えるシステムの概要や、無料版と有料版の決定的な違い(機能・サポート・法的対応など)について詳しく解説します。

無料の勤怠管理システムで「ICカード打刻」はできる?

結論から言うと、無料の勤怠管理システムでも「ICカード打刻」に対応しているサービスは存在します。従業員が持っているSuicaなどの交通系ICカードをかざすだけで出退勤が記録できるため、タイムカードの集計作業を飛躍的に効率化できます。

注意点としては、システム(アプリ)自体は完全無料でも、ICカードを読み取るための「専用カードリーダー端末」や「NFC対応のスマートフォン・タブレット」などのハードウェア代は別途自社で用意・負担するケースが多いです。導入の際は、システム利用料だけでなく「初期の機器コスト」も含めて検討しましょう。

完全無料の勤怠管理システム

メリット

最大のメリットは、月額料金が発生せず、継続的なコストの心配なく手軽に勤怠管理を始められる点です。従業員数が少ない小規模企業やスタートアップ企業にとっては、固定費を抑えられる非常に魅力的な選択肢です。

無料システムであっても、基本的な出退勤の記録や労働時間の自動集計機能は備わっているため、Excelや紙のタイムカードによる手作業から脱却できます。また、将来的に有料版や他社製品へ乗り換える前の「社内テスト運用」としても活用できます。

デメリット

完全無料版は、利用できるユーザー数(例:5名〜10名まで)に上限があったり、シフト制・フレックスタイム制といった複雑な勤務形態、有給休暇の管理などに非対応であったりするケースが多く見られます。企業規模が拡大した途端に運用が回らなくなり、有料プランへの移行を余儀なくされることもあります。

また、管理画面に広告が表示されたり、初期設定のサポートがなく自力でマニュアルを読んで構築しなければならない点もデメリットです。トラブル時もメール対応のみ、あるいはコミュニティフォーラムでの自己解決が求められる場合が多いようです。

向いている企業

無料トライアルができる勤怠管理システム

メリット

無料トライアル(多くは1ヶ月間など)の最大のメリットは、有料版と全く同じ高機能なシステム環境を、初期費用ゼロで実際の業務で試せる点です。

複雑なシフト管理、有給休暇の申請・承認フロー、給与計算ソフトとの連携など、一連の機能をすべて体験できるため、「本当に自社の就業規則に対応できるか」「現場の従業員が迷わず打刻できるか」を本格導入前に確実に見極めることができます。また、導入設定時のサポート対応のスピードや品質も実際に体感して評価できます。

デメリット

無料期間が終了すると自動的に有料プランへ移行(またはアカウントロック)となるため、継続して利用するにはコストが発生します。

また、多機能であるがゆえに、短期間のトライアル中にすべての機能を設定し、現場でテスト運用を行うためには、人事担当者の時間とリソース(検証の手間)が大きくかかる点には注意が必要です。

向いている企業

無料トライアルができる勤怠管理システムが向いている企業は、以下をご覧ください。

無料と有料の勤怠管理システムの違い

無料システムに安易に飛びつく前に、有料システムとの決定的な違いを理解しておく必要があります。特に「データの保存期間」は法的リスクに関わるため注意が必要です。

まとめ

「完全無料」の勤怠管理システムは、小規模なスタートアップ企業が手軽にICカード打刻を始めるには非常に優れたツールです。しかし、機能制限やサポートの不在、そして何より「データ保存期間が短く、労務管理上の法的リスクが生じる可能性がある」というデメリットを十分に理解しておく必要があります。

安易に「無料だから」と飛びつくのではなく、自社の就業規則に対応できるか、将来的な人員拡大に耐えうるかを見極め、場合によっては「無料トライアル」を活用して高機能な有料システムを検討することも重要です。

当サイトでは、ICカード打刻の導入を検討している企業様に向けて、カードリーダーの選び方や費用相場、導入のポイントなどを詳しく解説しています。ぜひ以下のページもあわせてご覧ください。

IC card reader
【導入ニーズ別】
勤怠管理向け
ICカードリーダー3選

非接触型のICカードリーダーといっても、利用環境や運用方法によって使いやすい製品は変わってきます。そのため、ここではよくある企業の導入ニーズに合わせておすすめのICカードリーダー3製品を解説します。

多拠点への導入を
手間なく行いたい
このようなケースにおすすめ
  • ICカードの登録・管理は各拠点に任せたい
  • 管理本部や支店ごとの異なる環境に合わせた設置が必要
独立型
Pit-23
引用元:シーエスイー公式HP
(https://www.cseinfo.co.jp/solution/pit23/)
Pit-23
引用元:シーエスイー公式HP
(https://www.cseinfo.co.jp/solution/pit23/)
Pit-23
引用元:シーエスイー公式HP
(https://www.cseinfo.co.jp/solution/pit23/)
PiT-23
(株式会社シーエスイー)
  • 一般的にはPC連動型ICカードリーダーで行うマスター登録が、端末単体で完結するので管理本部で登録の手間がかからない
  • 設置手段や通信方法が多彩なので、管理本部・支店・現場など環境が異なる拠点を持つ企業でも、配線や設置に頭を悩ませずに導入できる
主な仕様内容
連携可能な
システム
クラウド勤怠システム※1や独自開発の勤怠管理システム
ICカードの
種類
FeliCa/MIFARE/Type-Bカード
その他読み取り QRコード/顔認証
通信 無線LAN/有線LAN(PoE対応)/Bluetooth
設置方法 モバイル/卓上/壁掛け
電源・通信インフラが
未整備の場所で使いたい
このようなケースにおすすめ
  • 臨時事務所で電源コンセントが近くにない
  • ネット環境のない建築現場でPCが使えない
独立型
SX-200シリーズ
引用元:アマノ公式HP
(https://www.amano.co.jp/tis/line-up/ic_card_authentication/)
SX-200シリーズ
引用元:アマノ公式HP
(https://www.amano.co.jp/tis/line-up/ic_card_authentication/)
SX-200シリーズ
引用元:アマノ公式HP
(https://www.amano.co.jp/tis/line-up/ic_card_authentication/)
SX-200シリーズ
(アマノ株式会社)
  • モバイル通信(4G LTE通信)に対応。ネットワークがない拠点でも、microSDカードにデータを送り、集計作業が円滑になる
  • 端末を使って従業員によるシフト登録が可能。急な人員変更があっても、従業員各自で変更が完結するため、人事部での登録の手間が省ける
主な仕様内容
連携可能な
システム
アマノが提供する勤怠管理システム
ICカードの
種類
FeliCa/MIFARE/Type-Bカード
その他読み取り 公式サイトに記載はありませんでした。
通信 無線LAN/有線LAN(PoE対応)/モバイル通信(4G LTE通信)※2
設置方法 卓上/壁掛け
導入コストを抑えながら
最低限の整備を行いたい
このようなケースにおすすめ
  • 小規模オフィスのため、シンプルな機能で初期投資を抑えたい
  • 人事・総務を1人で回しており、人的コストがかけられない
PC連動型
PaSoRi
引用元:ソニー公式HP
(https://felica-biz.sony.co.jp/ja/sdk/myna)
PaSoRi
引用元:ソニー公式HP
(https://www.sony.co.jp/Products/felica/denshishakensho/)
PaSoRi
(株式会社ソニー)
  • 1台4,400円※3と、独立型の非接触型ICカードリーダーと比べて低コストでの導入が可能
  • USBでPC(Windows・macOS)に繋げるだけでセットアップ完了。連携設定もPC画面のウィザードに沿うだけで簡単に導入できる
主な仕様内容
連携可能な
システム
公式サイトに記載はありませんでした。
ICカードの
種類
FeliCa/MIFARE/Type-Bカード
その他読み取り 公式サイトに記載はありませんでした。
通信 Windows, macOSのPCへ接続
設置方法 卓上

※1 一部連携していないクラウド勤怠システムについては、カスタマイズにて対応。
※2 それぞれの機能を共存させることはできません。通信方法により機種が異なります。
※3 参照元:キングオブタイム公式HP(https://www.kingoftime.jp/record/)(税込表示)

勤怠管理向け
非接触型
ICカードリーダー3選